ブルックスカレッジ

2017.06.22

ランニングシューズ

ランニングシューズの寿命と買い替えのタイミング 

ランニングシューズの寿命と買い替えのタイミング 

「シューズって寿命があるの?」「買い替えのタイミングはいつ?」
 ランナーにとって最も大切なアイテムであるシューズに関して上位に登場してくる質問です。高性能・高機能シューズでもあるランニングシューズの寿命について、その要因や見極めポイントをご紹介します。

 日常的に履いている革靴やパンプスもタウンスニーカーも、長く履けばかかとがすり減ったり、生地が擦り切れるなど、傷んできます。もちろん、ランニングシューズも同様に寿命があります。意外と知らない“シューズ寿命”についてお伝えします。



目次

  1. 走行距離が500km〜700km
  2. アウトソールが著しくすり減った
  3. ミッドソールにシワが多く出た
  4. シューズの歪みが大きくなった
  5. 素材の経年劣化を知っておこう
  6. 機能が衰えたシューズを履くとどうなるのか?
  7. まとめ

走行距離の寿命は500km〜700km

 「ランニングシューズの寿命はどれくらい?」ランナーなら一度は考えたことがある疑問です。走る頻度、フォーム、強度、そして着地のクセなど個人差はありますが、ロード用が700km前後、トレイル用が500km前後と言われています。


アプリやSNSなどを用いてランニング日誌を記録しているランナーは多いと思います。アプリに使用しているシューズを登録しておくと、その時に履いているシューズ毎に記録つけられるのでシューズの累積走行距離も把握出来ます。


アウトソールが著しくすり減った

アウトソールのすり減り

シューズの買い替えタイミングを考える時、アウトソールのすり減りは最初に目につく箇所だと思います。ロード用のシューズでは、かかとの外側のすり減りや親指の付け根のふくらんだ部分の母子球あたりのすり減りを確認できると思います。


 このアウトソールのすり減りは、機能性が著しく低下したサインです。 トレイルシューズの場合、アウトソールはグリップ力を支える最重要ポイントであり、滑って怪我をしないための命綱です。泥を落としたり、シューズを洗うときはアウトソールのすり減り具合を必ずチェックしましょう


ミッドソールにシワが多く出てきた

 目に止まりにくいミッドソールの機能も走行距離を重ねると低下していきます。ロード用もトレイル用も、ミッドソールは主に着地時の衝撃を柔らげるクッション性の役割として身体への負荷を軽減する機能があります。ミッドソールの側面にシワが出てきたら、素材が劣化している証拠です。履き慣れたシューズへの愛着にこだわり過ぎないよう気をつけましょう。




シューズの歪みが大きくなった

ランニングシューズの歪み

 例えば、かかとの外側が激しくすり減ってしまい、床に置いたときシューズが傾いたり歪んだりした場合、そのシューズのかなり劣化していると見ることができます。


 ロード用もトレイル用も、アウトソールのすり減り、ミッドソールの劣化などが重なり、シューズそのものが歪んでしまう場合、シューズが本来備えている機能が著しく衰えていると思われますので、買い替えのタイミングだと判断しましょう。




素材の経年劣化を知っておこう

 月間走行距離が100kmに満たないようなシリアスランナーではない人も注意が必要です。例えば、しばらく履いていないシューズの底が剥がれたという経験をした人もいるかもしれません。それは素材の経年劣化です。


 ソールに使われるポリウレタン素材は、少しずつ加水分解による劣化が始まり、内部強度が落ちていきます。またEVAと呼ばれる樹脂は、加水分解による劣化は起こりませんが、熱で変形し、圧力により縮む性質を持っています


 そして経年劣化の代表的なのは接着剤の劣化による剥がれです。劣化の原因は、乾燥であったり湿気であったり、温度であったりします。四季のある日本は湿潤な気候が劣化を促してしまうわけですね。


 アッパーと呼ばれるシューズの上半分の部分は、速乾性や撥水性に優れていたり、できる限り軽量に仕上げてあります。そのため、汚れや擦り切れなどの傷みから消耗していき、機能も低下します。こまめに洗うなど手入れをきちんと行い、消耗による劣化を抑えていきたいものです。




機能が衰えたシューズを履くとどうなるのか?

すり減りなどで機能の衰えたランニングシューズ

ランニングシューズは高機能・高性能シューズです。それら多機能をフルに活用して走るわけですから、機能が衰えたシューズを履くと安定した走りやグリップ力、体への負荷を軽減するクッション性などの恩恵が受けられなくなり、パフォーマンスに影響を与えることはもちろん、場合によっては怪我に繋がる可能性もあります。




まとめ

 一般のランナーが履くシューズの平均寿命はロード用が700km前後、トレイル用が500km前後と言われますが、トップランナーが本番用に履く薄いソールのシューズはレース1回しか履かないと言われるぐらい寿命が短いです。トップランナーほどでないにしてもシリアスランナーであれば、消耗度は激しくなり、買い替えのタイミングも早まります。


 ただ、共通して言えることは、革靴も数足履き分けるように、女性ならTPOに応じて靴を変えるように、ランニングシューズも本番を想定したものからLSDのようにゆっくりジョグまでトレーニングの内容によって履き替えた方がシューズは長持ちします。


 また、河川敷やクロカンコース、あるいは本格的トレイルなど走るシーンに適したシューズを使い分けることもシューズを長持ちさせるためには大切なことです。


 ランニングシューズは多機能であるからこそ、走れば走るほど機能低下が進みます。その特徴をよく知った上で、適材適所に履きこなすことが、結果的にシューズの寿命を長引かせ、コストを抑えた適切な買い替えを促してくれます




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