ブルックスカレッジ

2016.12.16

ランニングシューズ

5つの視点から選ぶ!最適なランニングシューズの選び方

5つの視点から選ぶ!自分に最適なランニングシューズの選び方

ランニングを始めようと決めた時、真っ先にするのがシューズを買いに行くことだと思います。
販売店には何十種類ものランニングシューズが並んでいますが、それぞれ何が違うのか疑問に思ったことはないでしょうか?
色、デザインなどは主観的なことなので判断できますが、価格差の理由、重さの違い、ソールの厚みの違いなどの理由を理解した上で、ランニングシューズを購入する方は少ないと思います。

今回の記事では、重さ、機能、サイズ、ドロップ、価格帯の5つの視点から、シューズの違いを解説します。自分に合ったランニングシューズを選ぶためにも参考にしてください。

目次

  1. 重さで選ぶ
  2. 機能で選ぶ
  3. サイズで選ぶ
  4. ドロップで選ぶ
  5. 価格帯で選ぶ

1.重さで選ぶ

ランニングシューズの重さ

ランニングシューズの重さはおよそ150g~350gですが、重さが違う主な理由は底(ミッドソール・アウトソール)の厚さや素材の違いなどによるものです。



軽いシューズと重いシューズ、どっちがいいの?

多くの人が必ず疑問に思うことですが「軽いシューズと重いシューズのどちらがいいのか」という質問はよく聞きます。
軽ければ走りやすい。重いと走りにくいというものではありません。それぞれにメリット・デメリットがあるので特徴を列挙しました。ご自身が求めている状況とランニングシューズがマッチするか比較してみてください。

走りはじめは脚が衝撃に慣れていないので痛みを感じやすいです。 特に初心者の方はランニングを楽しむためにも、はじめはクッション性の高い、ソールがしっかりしたシューズの方がオススメです。

軽いシューズと重いシューズの違い

重量負荷

1分1秒を争う競技志向のランナーにとって重さは負担となり、より軽いシューズを求める傾向にあります。

接地感

地面と足裏との接地感覚のことを指します。最も接地感が高いのは裸足で、厚底になるほど薄れます。足裏からの情報はダイレクトに脳に伝えられることから接地感を重視する人もいます。

反発力

ランニングは着地と同時に地面を蹴った際に起きる反発力を利用して走リます。ソールが薄ければ、その反発力を活かしやすく、厚底のシューズでは反発力が得られにくい特徴があります。

機能性

上記にあるようなランニングシューズ独特の特徴を一般的に「機能性」と呼びます。多機能シューズから機能限定シューズまで多種多様あるので、ご自身の用途・目的に合わせてシューズを選びましょう。

2.機能で選ぶ

ランニングシューズの機能

ランニングシューズが他のシューズやスニーカーと大きく違う点は機能性です。
その代表格である5つの機能、クッション性、モーションコントロール、グリップ力、耐久性、通気性について説明します。

クッション性

シューズの底であるソールはインソール、ミッドソール、アウトソールの3層構造になっています。ソールが着地の際に受ける衝撃をそれぞれの素材、クッション材の機能によって緩和させ、長時間の運動をサポートする役割を持っています。
着地で足にかかる衝撃は体重の3倍と言われ、必要以上な衝撃を受け続けるとカラダの故障の原因になり兼ねません。クッション性をどこまで求めるかは、ご自身の走る目的や距離、またはカラダと相談した上で、シューズを選びましょう。

モーションコントロール

人の歩行の(または走る際の)着地から蹴り出しまでの動きには、自らのカラダで衝撃を緩和するために足首が内外に曲がる(傾く)「プロネーション」と呼ばれる現象が起きます。
モーションコントロールとは、ランニング時におこる足首の必要以上な曲がりを補正・制御し、足首のブレをなくすために備えられたランニングシューズの機能の一つです。
安定性を高めることで足首や膝の怪我を防止する効果もあると言われます。

グリップ力

着地時や蹴り出し時に地面をしっかり掴む力、地面に力を伝える力を指します。
雨の日など濡れた路面、トレイルなどでは滑りやすい所も多くグリップ力がより必要になります。

耐久性

車のタイヤにも寿命があるように、シューズにも寿命があります。それを耐久性という呼び方をします。
ソールの厚さ、素材の種類や硬さ、自身の総走行距離、走り方(フォーム、癖)などによって左右され、耐久性の参考値を出しているメーカーもあるので、お店などで聞いてみると良いでしょう。

通気性

ランニングシューズのアッパー部には、通気性の良い素材が使われ、吸汗速乾性に大変優れています。しかし一方で、その通気性の良さから防寒性が劣るため、雨天のランニングでも使用したいのであれば防水ランニングシューズを選択するという方法もあります。

3.サイズで選ぶ

ランニングシューズのサイズ

シューズ選びに欠かせないのが「足の長さと足幅のサイズ」です。 このサイズを決めているのが“ラスト”と呼ばれる靴の木型です。
靴を作るための原型となるもので、靴のデザイン、機能などを決める重要な要素となり、フィット感やフィーリングに大きく関わります。
「Aのメーカーは合うけど、Bのメーカーのシューズは合わない。」などの感想は、メーカーによってラストの形が違うことが要因であることが大きいです。



また普段あまり意識していませんが、私たちの足は朝と夕方でサイズや形が変わります。それぐらい人間の足は変化するため、自分の足の形にあったシューズ選びというのは“シンデレラの靴”を選ぶようなものです。

シューズ難民という言葉があるぐらい、ランナーにとってシューズ探しは永遠のテーマなので、様々なメーカーのシューズを履いてみて自分にピッタリのランニングシューズを探すことをオススメします。

4.ドロップで選ぶ

ランニングシューズのドロップ

近年、シューズ選びの新たな指標となっているドロップという言葉があります。これは、かかと部分とつまさき部分のソールの厚みの差を指します。


ドロップの有無はそのまま着地の仕方に影響します。
一般的にドロップが高ければ、踵から着地するヒールストライクを促し、ドロップが低ければ足裏全体で着地するフラット着地前足部で着地するフォアフット着地になりやすいです。



高いドロップと低いドロップの違い

5.価格で選ぶ

ランニングシューズの価格

ランニングシューズは安いもので3,000円から高いもので20,000円近くするものもあります。その中でランニングに必用な機能を備えている物の相場は10,000円~20,000円と言われています。 旧モデルを安く買うのを除いて、この価格帯の中から選べば間違いないでしょう。

耐久性は使用頻度などにより様々ですが、参考距離を教えてくれるお店もあるので聞いてみると良いでしょう。

まとめ:シューズ選びのコツは?

現代のような多機能・高性能シューズの歴史は30年程度と浅く、人類にとって“走る”という行為の中での履物の歴史のほとんどは吸汗速乾機能もなく、クッション素材も存在しないような限られた機能のシューズでした。


多機能であることで多くの“サポート”を受けることができる反面、えてして“過保護”になり、本来備わっている脚の機能を損なう可能性も指摘されています。


筋肉量、運動経験、年齢、性別、体重など個人差がある中で、万人にとっての万能なシューズというものはありませんので、シューズ選びのコツを一言であらわすと、『自分の足に合ったシューズを選ぶ』ということになるのかもしれません。

いずれにしても靴型の“ラスト”がメーカーによって違う以上、様々なメーカーのランニングシューズを履いてみて自分の足の形に合ったシューズを選ぶことをオススメします。

ただ、色やデザインといった主観的な好みも否定できません。気分が上がり、モチベーションに直結するこれらの感情的な要素もシューズ選びの楽しさの一つです。


重さ、機能、ドロップ、サイズ感やフィット感、価格、色やデザインなど、ご自身の用途・目的に合わせて、そして実力も照らし合わせた上で、実際に履いてみて自分に合った“シンデレラ・シューズ”を見つけてください。



ブルックスでは、最適なシューズ選びをしていただくために“プロネーション”を重視しています。 プロネーションは個人の足のクセが色濃く反映されます。 全国各地の様々な場所で、iPadで撮影をして走りの傾向を分析する「シューズ診断」を開催しております。よかったら足を運んでみてください。

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自分の足の正しいサイズ、試し履きの方法、オーバープロネーションなどでランニングシューズを選ぶ場合はこちらの記事「ランニングシューズの選び方」も参考になります。



ブルックス走田

ブルックス ランニングアドバイザー

平日は朝ラン、週末は仲間とラン。家族サービスはいつするの?と嫁に怒られがちな入社5年目の子煩悩パパ。

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